痒疹には結節性痒疹と呼ばれるものがあり、結節性痒疹とは強いかゆみのある赤みがかったドーム状の硬いしこり(結節性病変)が皮膚にできる病気です。
結節性痒疹は腕や脚にできることが多く、できたしこりは数ヶ月以上、長いときには何年も出たり消えたりを繰り返すこともあります。
かゆみがとても強く、病変部も目立つことから、
「熟睡ができない」
「他の人の目が気になる」
「周囲には理解されない」
など、身体的・精神的に負担を抱えている方も多くいらっしゃいます。
そのような中等症以上の結節性痒疹の患者さまへ、神田鈴木皮膚科では生物学的製剤であるデュピクセントを用いた治療を行っています。
結節性痒疹の15歳以上の患者さまがデュピクセントを使用することができ、IL-4やIL-3というかゆみや炎症を引き起こすサイトカインと呼ばれるタンパク質のはたらきを阻害することでかゆみや湿疹の症状を抑えます。