水虫の種類にはいろいろあります。足の水虫でも、指の付け根の皮がむけてきたり、水ぶくれができたり、アカギレのようになることもあり、症状は多様です。そのため、水虫と気づかない方もいるほどです。それに、爪の水虫は一見しただけでは、ほかの病気と区別がつかないこともあります。
水虫の原因は白癬菌というカビの一種で足のほか、体にできる「たむし」や頭にできる「しらくも」の原因にもなります。
そのため、まずきちんと検査して原因菌の存在を確認し、治療に当たらなければなりません。その後、菌の種類に応じた薬や治療が必要になります。
水虫の薬は、炎症を起こしているところに塗るとかぶれてしまうことがあります。そのような場合には、いきなり塗るのではなくまず炎症を取ることを優先することもあります。患者さまによっては、飲み薬を服用する場合もあります。
水虫も放置しておくと細菌が入り込んで、足が腫れたり発熱したりするケースもあるので、あなどらずに適切な治療をすることが大切です。
また細菌と水虫の合併症で、臭いを発することもあります。特に冬季は、ブーツを履く女性の患者さまが多く来院されます。治すには、日ごろから靴を乾燥させ、足をきれいに洗ったり、靴下を履いたりすることが大切です。