とびひ(別称:伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん))は、細菌による皮膚の感染症です。 とびひは大きく2種類に分けられます。 ① 水疱性膿痂疹・・・水ぶくれができる・皮膚がむけやすい ② 痂皮性膿痂疹・・・炎症が強い・かさぶたが厚い・水ぶくれができない 接触によってうつることが多いため、「火事の飛び火」のように広がることから、飛び火と言われます。 接触以外にも、以下のような場合も原因となります。 (1)ひっかく (2)転んでできた傷が二次感染を起こす
虫刺されやあせもによって掻いたり、怪我によってできた皮膚の傷に細菌が入り込むことで発症します。原因菌とされる細菌は2種類あります。 ①黄色ブドウ球菌・・・健康な人の皮膚の表面や鼻の中に常在している菌です。 ②化膿レンサ球菌・・・健康な人の鼻の中やのどに常在している菌です。
とびひは以下の疾患と症状が似ているため、専門医による正確な診察を受けることをおすすめします。
治療法としては患部の状況に応じた原因菌を滅菌するための投薬療法が一般的です。
かゆみがある場合や湿疹を併発している場合は同時に抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬による治療も行います。
「薬を塗っても治らない」「何度も繰り返す」は皮膚科専門医できちんと診断、しっかり治療しましょう。ビジネス街の中心に位置していることもあり、忙しい患者さまをなるべくお待たせしないよう待ち時間の短縮に日ごろから努めています。