接触皮膚炎(かぶれ)とは、体の外の刺激物質や抗原が皮膚に接触することによって発症する皮膚炎です。皮膚のバリア機能を担っている角層が、石鹸や化学物質などの刺激物質、アレルギー抗原などによって障害を起こし、皮膚の炎症を起こします。
かゆみやヒリヒリとした痛み、赤いブツブツや水ぶくれなどがみられます。慢性化すると、炎症を起こしジクジクした皮膚から、ゴワゴワした皮膚になることがあります。
まずはアトピー性皮膚炎など他の湿疹性疾患と見分けるための診察及び診断をします。次に、接触皮膚炎の治療で最も大切なこととして、原因となるアレルゲンや接触刺激因子を見つけ除去します。そのため、発症時期や部位、悪化した時期や場所、職業暦や趣味、メイクアップ、家事、家族歴、薬物の接種歴などを詳しく問診する必要があります。 考えられる原因が複数ある時は、パッチテストなどの検査を行うこともできます。 治療としては、かゆみや湿疹の炎症を抑えるためにステロイド外用薬を塗布します。
「薬を塗っても治らない」「何度も繰り返す」は皮膚科専門医できちんと診断、しっかり治療しましょう。ビジネス街の中心に位置していることもあり、忙しい患者さまをなるべくお待たせしないよう待ち時間の短縮に日ごろから努めています。