紫外線はからだに良い側面ももっていますが、悪い面の方が多く、以下のような影響を与えています。
UVAよりUVBの方が波長が短く日焼けを起こす力が強いため、真っ赤に日焼けした場合の責任割合としてはUVBが7-8割、UVAが2-3割と見積もられています。シミ、しわ、皮膚ガンへの影響もUVBの方が強いといわれています。
紫外線は細胞のDNAに傷をつけます。細胞にはその傷を修復する機能がありますが、長年繰り返し傷つけられているうちに修復ミスが起こり、DNAの突然変異が起こることがあり、これがガン細胞の発生の原因になります。 顔や手の甲など長年紫外線を浴び続けた皮膚にできるガンとしては、日光角化症、有棘細胞癌、基底細胞癌、メラノーマなどという様々なタイプのガンが見られます。
紫外線の影響をおさえるためには、以下のことに気を付けるとよいでしょう。 ① 不必要な日光浴をしない ② 普段から日焼け止め(SPF35程度、PA(+++)のものが良い)を使用する ③ 紫外線の強い場所では日焼け止めは数時間に1回塗りなおす様に努め、日傘や帽子、長袖長ズボンなどで物理的に遮断するようにする
「薬を塗っても治らない」「何度も繰り返す」は皮膚科専門医できちんと診断、しっかり治療しましょう。ビジネス街の中心に位置していることもあり、忙しい患者さまをなるべくお待たせしないよう待ち時間の短縮に日ごろから努めています。